みなさん、こんにちは。本日の記事は最近、みなさんからよくご質問を受けるお話をルフトのストック車両を例にとり、こんなお話としてみました。
ヨーロッパのメーカーではモデル名に『数字』を使うことが多く見られるのは、みなさんもよくご存知だと思います。メルセデス ベンツ(S500)やBMW(525i)、ポルシェ(911)、フェラーリ(430)、プジョー(307)にアルファロメオ(147)など言いだしたらキリがありません(笑)。またメルセデス ベンツやBMWなどは、その『数字』が排気量を表しているというのもよく知られているところです。例えばメルセデス ベンツのE350=3,500ccやBMWの535i=3,500ccなどがこれにあたります。ところが最近は、この『数字』=排気量という例えが少し変わってきているんです。それはこの言葉に表されています。
ダウンサイジングコンセプト
これは特にヨーロッパのメーカーが中心となって推進されていることなんですが、ターボチャージャーなどの過給機を使い、従来型のエンジンと同じような動力性能を確保しながら排気量を小型化して燃費の向上を図るエンジン設計のコンセプトを指します。
今までの過給機(ターボチャージャーなど)のイメージは、取り付けることによって速度や最高出力(馬力)を向上させるというものがあります。これにより性能が上がるというメリットがある反面、燃費が悪くなるというイメージもつきまとってきました。
ダウンサイジングコンセプトにおける過給機は、こうした速度や最高出力(馬力)の向上を主たる目的として取り付けられているわけではなく、燃費を向上させるということが目的となっています。動力性能は従来のエンジンと同じながら燃費向上のためにエンジン(排気量など)を小型化、過給機を取り付けることで実用トルク(低回転域)の向上に寄与しているんです。またエンジンの小型化は重量やサイズなどをコンパクトにできることも燃費向上のメリットに上げることができます。ただ、これには弊害として耐ノック性の悪化(エンジン燃焼室での異常燃焼/ノッキング)もあったんですが、ガソリン直噴エンジンを用いることでこの弊害への対策も取られています。
もうひとつの日本におけるダウンサイジングコンセプトのメリットとして大きいことには『自動車税』があります。日本の自動車税は『排気量』によって税率が決まるため、従来の排気量と同等の性能を得ながら割安な自動車税となることもダウンサイジングコンセプトのメリットになると思われます。
ルフトのストック車両であります『メルセデス ベンツ E250 CGI ブルーエフィシェンシー ステーションワゴン AMGスポーツパッケージ(2010)』には、このダウンサイジングコンセプトのエンジンがが用いられています。先ずはCGI、この略語の意味には・・・・
C=Carged
G=Gasoline
I=Injection
メルセデス ベンツでのガソリン直噴エンジンの名称の略語です。またブルーエフィシェンシー(これが本日のタイトル、青き効率・・・・直訳・・・・を意味しています)は、このダウンサイジングコンセプトを中心としたトータルでのクルマ作りにおける環境性能の向上をテーマにおいていることを意味しています。
具体的にはメルセデスベンツから公表されています従来のE250と現在のE250の比較表がありますので、こちらをご覧ください。
現在のE250のエンジンは『ターボチャージャー付DOHC直列4気筒CGIエンジン』で排気量は1,800cc。このダウンサイジングでも従来のエンジンと比べ最高出力(馬力)は変わらず、最大トルク、燃費は向上しています。またいずれも低回転域で性能が向上していることも分かります。そして二酸化炭素の排出量も大幅に低減されています。
このようなダウンサイジングコンセプトのエンジンは、新型のメルセデス・ベンツに続々と採用されています。性能を向上させながらも環境に配慮した『ダウンサイジングコンセプト』、『ブルーエフィシェンシー』の最新トレンドのメルセデスベンツ。ぜひ、その中の1台であります『メルセデスベンツ E250 CGI ブルーエフィシェンシー ステーションワゴン AMGスポーツパッケージ(2010)』をショウルームにてご覧頂ければと、ルフトのスタッフ一同みなさんのお越しをお待ちしております。また事前にご連絡頂きましたら実際に『ダウンサイジングコンセプト』、『ブルーエフィシェンシー』を体験(試乗など)して頂くことも可能です。ヨーロッパの、メルセデス・ベンツの最新コンセプト、ぜひルフトにて!!