みなさん、こんにちは。昨日の記事でも書きましたが、今週で1月も終わりです。この一ヶ月は早かったですか?私たちルフトにとっては、あっという間の一ヶ月でした。そして寒い、寒いと言っても春の足音も徐々に近づいてくる予感もしています。その前に怖い怖い『花粉』が・・・・。いえいえ新しい季節を前に、こんな話題はやめておきましょう(笑)。
さて春の到来といえば、モーター・スポーツの季節の到来があります。今年も数多くのモーター・スポーツに注目が集まると思うのですが、その中でも世界最高峰の自動車レースといわれるF1も、3月16日のオーストラリアを皮切りに熱戦の火ぶたが切って落とされます。日本からもトヨタ、ホンダが参戦していますので、その注目度は高いと思います。その中で今日は伝統のF1チーム、マクラーレン・チームを取り上げてみました(写真は今年のモデルMP4-23になります)。
マクラーレン・チームのエンジンはメルセデス・ベンツが供給していますが、このメルセデス・ベンツ、日本以外でも『高級車』のブランドイメージが高いのですが、昔からレースの世界にも縁の深いメーカーなんです。そのメルセデス・ベンツのレース・カーを象徴するのが『シルバー』のボディ・カラー。今年のマクラーレン・チームのカラーにも施されているこの色には、ある逸話が残っているんです・・・・。
1930年代半ば、今のF1になるレースに参戦していたメルセデス・ベンツは、レースの車両重量の規定をクリアすることができずに、出場が危ぶまれてしまいました(一説には1㌔であったとの話です)。そのためチームは一晩かけて白であったボディの塗装をはぎ落し、アルミボディのままで出場することを決め、『シルバー』のボディのまま出場し見事に優勝を飾りました。レースに関しても乗用車同様に妥協を許さない、メルセデス・ベンツらしい逸話だと思いました。この出来事以降、メルセデス・ベンツのレースカーは『シルバー』となり、『シルバー・アロー』の名の下、数々のすばらしい成績を収めていったとのことです。またこの活躍から、それまでドイツのナショナル・カラーは『白』であったのが『シルバー』に変わったという逸話も残っています。
そんなメルセデス・ベンツのスポーツ・スピリッツは現代にも脈々と受け継がれています。ルフトのストック車両にも、その『シルバー』の一台があります。
1996年に発表されたこの車、現在は2モデル目に突入しています。メルセデスの『高級車』というイメージを払拭するスポーツ・マインドに溢れ、ライバルはポルシェ ボクスター、BMW Z4というモデルになっています。スタイリングはロング・ノーズ、ショート・デッキ、フロントのマスクはマクラーレンとのコラボである『SLRマクラーレン』をも彷彿とさせる仕上がりに、ドライバーの気持ちは沸々と沸き立ってくることと思います。また『バリオルーフ』と呼ばれるリトラクタブル式ハードトップは、クーペとオープンカーの両方を味わうことができ、ドライバーのオン・オフを上手に切り替えてくれます。そしてインテリアはブラックとシルバーを基調とし、2眼メーターや7速A/T(7G-トロニック)などライバルにも劣らないほどの、スポーツ・スピリッツを掻き立てます。
こんなドライバーのピュアなスポーツ・マインドを駆り立ててくれる『メルセデス ベンツ SLK350』を直にあなたの目で確かめてみませんか?ルフトではオープン時の状態で、ガレージに展示してあります。もちろん、雨天の時でもお客さまに安心してご覧頂けるようにとの考えと、できるだけ良いコンディションを保つという考えからなんですが、このスタイルこそがスポーツ・カーのあるべき姿だとの考えが一番なんです。そしてみなさんの眠っているスポーツ・スピリッツを目覚めさせて下さい。