皆さん、こんにちは。今日は少しポルシェについて書いてみたいなと思っています。今回、ルフトのストック車両として新たに仲間入りしたポルシェ 911 カレラ (993型)の記事を書くために、色々と資料を見ていたのですが、その中に面白いエピソードを見つけたので、そんなお話です。
既にご存じの方やポルシェマニアの方には常識かもしれませんが、この『ポルシェ 911』という車、当初の開発コードは『901』と呼ばれており、ポルシェ356の後継車種として考えられていました。そしてその名称そのままに『ポルシェ 901』を名乗ったのですが・・・・
そうなんです。このコード、どこかの車種で皆さん心当たりがありませんか?
ヒント:207,307,407・・・・
そうです。フランスのプジョーのコードがそれです。プジョーは3ケタ数字の真ん中に『0』の入った商標をすべて登録しており、ポルシェにクレームが入ったため新たに『911』と改めたというエピソードがあったんです。なるほど、言われてみると輸入車には3ケタの数字が入ったコード(車種、車名、グレード)が多く存在していますが、真ん中に『0』の入ったコードはプジョーだけ・・・・妙に納得した次第です。
そんな歴史の出発点を持つ『ポルシェ 911』ですが、歴史は古くスポーツカーの代名詞として今も世界の憧れる車種の地位を保っています。ざっとご紹介すると
901型
911型(1963-1974)
930型(1974-1989)
964型(1989-1993)
993型(1993-1997)
996型(1997-2004)
997型(2004-)
前回の紹介記事でも触れましたが、今回ルフトにストック車両として入庫した 993型 は水平対向6気筒(3.6㍑)=フラット6の空冷エンジン。このモデル以降はヨーロッパの環境対策基準に照らし合わせて水冷エンジンへと大幅なモデルチェンジを行ったため、『最後の空冷エンジン』モデルとして、今も絶大な人気を誇っています。またパネル等も初代からの流れを受け継いでおり、いわゆる『ポルシェ』を感じさせる最後のモデルということにも人気の秘密があるようです。
この言葉が当てはまる世界の名車の一つに数えられる『ポルシェ 911』を、皆さんもご自身の目でお確かめ下さい。ルフトでは『ポルシェ 911 カレラ (993型)』をご用意して、皆さんのお越しをお待ちしております。
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